秘密

秘密 (文春文庫)

秘密 (文春文庫)

先日、読書をする時間に恵まれました。
で、私がチョイスしたのがこの本。
東野圭吾氏の作品です。
あらすじとしては…

内容(「BOOK」データベースより)
妻・直子と小学5年生の娘・藻奈美を乗せたバスが崖から転落。妻の葬儀の夜、意識を取り戻した娘の体に宿っていたのは、死んだはずの妻だった。その日から杉田家の切なく奇妙な“秘密”の生活が始まった。映画「秘密」の原作であり、98年度のベストミステリーとして話題をさらった長篇、ついに文庫化。

と、いうような紹介でした。
ちょっとSFというか、ミステリーというか。本来なら私の守備範囲では無い本なのですが、何となく気になって読んでみました。
結論から言いますと、とてもやるせない気分になりました。
Amazonのレビューを読んでもわかりますが、最後でどんでん返しがあるのですが…
おおっと。これ以上言うと読んでいない人がつまらなくなりますね。
男性と女性では、読んだ感想が違うみたいです。
これから後は、読んだことがある人だけ見てくださいね。
ネタバレ注意




後半の藻奈実(娘)の人格が戻ってくるという展開、最初の方からある程度予想していた展開だったのですが、まさか、それがウソだったというのが何とも言えないです。
妻(直子)の人格は自分で否定しながら、新たな人格として再び一生を生きようとする妻(直子)は女性だからできるのかなー。なんて思った。
そして、それを知ってしまった夫(平助)の気持ち…辛すぎますな。
久しぶりにせつない小説を読んだ気がします。